タイマッサージ
タイマッサージ
タイトラディショナルマッサージ
タイマッサージは、よく日本のテレビで放映されているような過激な技は使いません。あれは、おもしろおかしくするために演出されています。
今では、セラピスト達の試験(修了証ではなく、海外で仕事をする時の為に必要な、標準以上の腕があるということを証明する為の試験)においても、少しでも危険に値するような技はどんどん省かれていっています。
タイマッサージも常に進化しています。
一般に知られているのは、チェンマイ式とワットポー式という名称ではないでしょうか。(タイではこのような呼び方はしません。)
セラピスト達は、もうすでにマッサージを生業としていても、新たにワットポーの修了証をいただきに(買う人も多い)いきます。ハクをつける為です。でもワットポー式は仕事では使えないと彼女達は言います。なぜなら、もともとワットポー式は王族の方々に施されていた方式なので、肘やら足やらは使えない、親指や掌のみで指圧するんです。これでは、こちこちになったお客様の体をほぐしてあげることはできません。セラピストが疲れてしまいます。
フットマッサージ
足は第2の心臓と呼ばれます。足裏には身体全体の臓器や器官の反射区があります。対応する反射区を正しく刺激することにより、血液やリンパの流れをスムースにし、人間に備わっている自然治癒力を活発にしてくれます。
タイマッサージ2時間コースにおいても、始めの1時間は足を施術しますね。それほど、足は大事です。タイマッサージが苦手な方は、足裏健康法をどうぞ。
オイルマッサージ
よく質問されるものに、オイルマッサージとアロママッサージの違いーがあげられます。
オイルマッサージで使用するオイルには香りがありません。正に、オイルを使ってマッサージをします。強弱の力加減のあるマッサージです。
一方アロマというのは、微香のオイル(アロマオイル)を使用して施すマッサージのことです。軽いマッサージで、なでるようにあまり力は入っていません。
西洋人が好むのは、こちらのマッサージの様です。
タイでは、エアコン好きの人が多く、セラピストも例外ではありません。余程のプロフェッショナルでない限りは、自分達に合わせてエアコン調節をします。ということは、裸になっているお客さんは大概寒いわけです。ちっともリラックスできません。寒いのでエアコンをゆるめて(あるいはオフにして)くれと言っても、タオルをもう一枚かけてくれるのが関の山です。
バーバルボール
タイマッサージを施術した後、もしくはそれと並行して、患部の痛みを取り除いたり、筋肉疲労、腫れの緩和、血液やリンパの流れを促進する目的で使用します。最近になってやっと普及してきた感がありますが、本来はタイ伝統医学療法のひとつとして古くから利用されてきました。
直接の効能だけでなく、その風味と香りでリラックス効果が期待できます。
ハーバルボール療法は、専門的な知識が無くても施術できます。蒸し器で蒸して、まず自分の腕の内側に当てて熱さを確認します。軽くポンポンと叩く様な感覚で患部に当てていきます。冷めてきたら、じっくりとおしつけて、揉む様な感じで施術します。市販のものは、ドライですが個人的には生ハーバルボールが好きです。香りも随分違います。
ボールの中に入っている主なハーブは、こぶみかんの皮、葉、ウコン、レモングラス、プライ(生姜の一種)、樟脳、タマリンドの葉などです。これらを細かく刻み、木綿でくるんでタコ糸で縛りますが、縛らないで簡単に結んでおくだけの方がハーブを満遍なく移動させられるので便利です。使用した後、干してまた使います。施術後、1時間位はシャワーで流さずにそのまま衣服を着けたほうが効果的です。
似たような効果を持つものに、ハーバルスチームサウナがあります。特に、風邪のひき始めや鼻づまりに効果が期待できます。
身体を温め、血行促進、ストレスや不眠緩和、新陳代謝を良くし、老廃物を排泄、リラックス効果等もあげられます。
週に1,2度がお勧めです。ノースパタヤのウッドランドホテル奥にあるブラインドマッサージでは、時間無制限でプール、フィットネス使用料込みで150バーツです。(タオルとサウナ用の着替えも貸してくれます。)
ルーシーダットン
一時日本でも流行っていたそうですが、タイではマッサージを勉強する人達が準備体操のごとく、毎朝行っています。
写真の風景は、朝のワットポーです。ルーシー=ダットンの”ルーシー”というのはタイ語で仙人のこと、ダットン(二つの単語)というのは自分でストレッチする、とでも訳せばよいでしょうか。その昔、山奥で修行を重ねる仙人が、長時間座禅を組んでいたりして疲れた自らの体をほぐす為に考案されたものだと聞いています。
巷で騒いでいるような、やせる為とか美容の為とかいう目的のものではありません。
ワットポーのあちこちに点在する石像がその型を示しています。
タイマッサージの始まり
タイマッサージの起源は2500年前にさかのぼります。
創始者は俗にシバゴと呼ばれる、仏陀のお医者様です。厳密に言えば、サンガという仏陀を中心に形成された僧侶集団の筆頭医師で”医学の祖””薬学の父”と呼ばれています。
タイ古式マッサージは、仏教と深い関係を持ちながら発展してきました。日本でも庶民はお寺と深く関わって生活してきましたね、寺子屋があったり、何かあると僧侶に相談に行ったりーと。タイでも同様に、仏教寺院は庶民のコミュニケーションの中心でした。仏教や学問と同時にマッサージを学ぶ場でもありました。
タイ古式マッサージには、仏教の教えが根底に込められています。
マッサージしてはいけない場合
- 食後30分以内
- 泥酔状態
- 妊娠中
- 高血圧
- 心臓病
- けがやねんざ
- 高熱
- ヘルニア
- 伝染病
- 痛風、リウマチ
- 脳の病気
- 重度の水虫、炎症
- 重度の静脈瘤
- 重度の骨粗しょう症
- 重度の糖尿病
- 半年以内に手術をしている
パタヤのお勧めマッサージ店
- ヘルスランド
- 湯の森
- サバンナ